クランベリーの故郷は日本から約7,600km離れた国カナダ。気温がぐっと下がってくる10月頃に実際に畑を訪れてきました。現地での珍しい収穫方法をご紹介いたします!
❶足元の低い草むらに生っています
土手に囲まれた畑の中、実は木ではなく、地べたの草むらの中にありました。草を掻き分けると、ころころとした粒があり、プリッとしてて食べると酸っぱい!
❷畑に水を張り機械で掻き混ぜる
畑全面に隣の池から水を入れ、大きな撹拌(かくはん)機で水底を掻き混ぜながら移動をします。すると実がとれてきます。
❸クランベリーの実には空洞があり浮いている
実は水面にプカプカと浮かび上がってきます。これは実の中に小さな空洞がいくつかあるためです。
❹一気に吸い上げるため岸辺に集めます
畑全体に浮いている実を、隅の岸辺へ集めてきます。そしてポンプで一気に吸い上げ、トラックに積み込まれます。
あとがき
水に浮かぶクランベリーは、まるで真紅の絨毯を敷き詰めたような壮大なものでした。小さな実ですから、こうやって効率的に収穫していることに驚き!生産者さんも温かく、愛情たっぷりにクランベリーを育てていることが分かります。真っ赤に実ったクランベリーは、カナダの雄大な大地から送り届けられジュースになるのです。「自然って美しい」「赤って美しい」と、広い空と地にただ感謝するクランベリーとの出会いでした。
(順造選スタッフ)
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