そもそもジュースとは?
果物由来の飲み物のパッケージには、「〇〇ジュース」と書いてあったり「果汁入り飲料」と書いてあったりと表記が様々ですが、実はこれには明確な法的基準があります。定められた食品表示の基準では「〇〇ジュース」と明記できるのは“果汁100%のドリンク„だけ。それ以外、つまり果汁100%でないドリンクは「果汁入り飲料」という表記になるのです。
では、ここで問題です。
次のドリンクのうち、食品表示の基準上ジュースと呼べるものはどれでしょう?
正解は、①と③。①は定義に当てはまるので簡単でしたが、③はいかがでしょうか?実は、ストレートでも濃縮還元でも果汁100%であれば食品表示の基準上はジュース!また、砂糖や蜂蜜が入っていても果汁100%であればジュースと呼べるのです。④のスポーツドリンクは一般的には「清涼飲料水」と呼ばれていて、果汁は入っていないのでジュースではありませんね。
ストレートと濃縮還元の違い
ストレートと濃縮還元の違いについて、上にわかりやすい図をご用意いたしました。簡単に言えば、ストレートジュースは搾った果汁をそのままジュースにしたもの。濃縮還元ジュースは搾った果汁の水分を一度飛ばし体積を小さくしてから、後で水を加えてジュースにしたもの。
どちらも一長一短!目指す味や用途に応じて、ジュース屋さんはこれら2つの製法を使い分けているのです。
スタッフ通信50回 ジュース学校~特別授業①~PDFで表示する