夏こそ大事!ミネラルの働き(2021.8)

生命活動に必要な「ミネラル」

ミネラルとは、からだを構成する酸素、炭素、水素、窒素以外のものをいい、無機質とも呼びます。
 炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つで、身体の中にわずかしか含まれませんが、無いと生命を維持することが不可能な大切な栄養素です。体内でのミネラルのはたらきは大きく分けて3つあります。

●骨や歯など、身体をつくる成分になる
●生体機能の調整を行う
●酵素をつくる成分になる

夏場はミネラルが不足

 必須ミネラルが不足すると、身体に様々な不調が起こる可能性があります。夏場は、汗と一緒にミネラルが流れ出てしまうので、注意が必要です。例えばナトリウム不足のまま水分だけ補給すると熱中症になってしまう恐れがあります。カリウムが不足すると脱力感や食欲不振が見られることも…。
 ミネラルは、サプリメントなどで摂りすぎるのも良くないといわれますので、バランスの良い食事で補うようにしましょう。

ミネラルを多く含む食べ物

野菜・果物

ほうれん草や小松菜、人参等の野菜や、イモ類、バナナ・もも等の果物にはカリウムが多く含まれます。

梅干し

梅にはカリウム、マグネシウム、リンといったミネラルが豊富に含まれています。梅干しにすることで塩分(ナトリウム)も含むので、夏場には特におすすめです。

ナッツ類

汗で失いやすいマグネシウムは、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類に多く含まれます。毎日少しずつ補給しましょう。

色々なミネラルを過不足なく取り入れましょう

多種類の食材を用いた主菜と副菜がそろった食事をとることが大切ですが、暑さで食欲がわかないという日もあると思います。そういう時は、意識してミネラル豊富な食材を少しずつ摂り入れてみてくださいね。

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