年齢とともに太りやすくなるのはなぜ?
歳を重ねるにつれて「太りやすくなった…」という悩みをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。年齢とともに太りやすくなるのは代謝の低下が主な原因。実は、代謝量は男女ともに10代をピークに年々減少…。食事で摂取したエネルギーを活動に必要なエネルギーに変える力が落ちていくわけですから、食事量が増えたわけでもないのに、太りやすくなってしまうのです。
「長寿ホルモン」を増やして痩せ体質に!
「仕方ないか…」と諦めるのはまだ早い!実は、代謝量を高め、脂肪の燃焼を助けてくれるホルモンがあるんです。それが〝アディポネクチン〟というホルモン。「長寿ホルモン」や「痩せホルモン」とも呼ばれていますよ。〝アディポネクチン〟は寿命と大きく関係しているといわれていて、100歳以上の女性と20歳代の女性の血中の〝アディポネクチン〟濃度を比較したところ、なんと100歳以上の女性の方が約2倍も濃度が高かったという研究結果もあります。
長寿ホルモン「アディポネクチン」を増やす方法
増やしてくれる食品を食べる
アディポネクチンは体内から分泌されるホルモンのため、食品から直接摂取することはできませんが、増やしてくれると云われる食品があります。
大豆食品
…豆腐、納豆、味噌、湯葉、きな粉など
緑黄色野菜
…にんじん、ほうれん草、トマト、かぼちゃなど
海 藻
…わかめ、あおさ、ひじき、昆布など
オメガ3を含む食品
…青魚(サバ、イワシなど)、ナッツなど
内臓脂肪を減らす
内臓脂肪が増加すると、アディポネクチンの分泌は減少してしまうんです…。適度な運動を習慣化して、内臓脂肪の燃焼を目指しましょう。
有酸素運動
ウォーキングやジョギング、水泳などを無理のない範囲で20分~30分。週に3回ほど行えるとベストです。
バランスの良い食事
カロリーを摂り過ぎないように揚げ物や甘いものはなるべく避け、低カロリーな食事を心がけましょう。
脂肪燃焼以外にもいいことが!
アディポネクチンは「長寿ホルモン」と呼ばれるだけあって、様々なことに役立ってくれます!
動脈硬化・高血圧の予防
血管を広くし、健康に保つのをサポート。
糖尿病の予防
糖質の代謝を促進し、血糖値を正常に保つのをサポート。
スタッフ通信58回 長寿ホルモンで太りにくい体に~PDFで表示する